人名字取り


 字数の異なるものを一定の長さで組む方法を字取り組版という。人名字取りは原則として5字取り、7字取りが基本とされている。

 左図のAのパターンが基本で、この方式は全角空白で処理できるので組版効率は高い。名簿などはこの方式で組むことが多い。

 Bのパターンであるが、手動写植機を使っていた頃、先輩に教えられた方法だ。均等方式とよべる方式だが、「南小百合」が「南 小百合」なのか、「南小 百合」(常識ではありえないが)なのかわかりづらいので気に入っていない。
 そこで、4文字を均等に組む場合、Cのパターンを使っている。頭末揃えがDTPでは簡単にできるようになったため、この方法でも効率は極端に落ちない。

 活字や手動写植機で効率よく、見栄えよく人名を組むには、5字取り、7字取りがいいのは納得がいく。
 しかしスペースの関係やデザイナーの指定で、6字取りを用いなければならない場合もあるので、5字取り、7字取りの法則から6字取りを考えてみた。左図の「邪道 6字取り」であるが、Aのパターンは空白は全角と半角で処理している。
 別の組み方も考えられるが、サンプルのひとつとしてみていただきたい。